「いつみてもでっかい扉だなぁ…」



『あぁ…』



今私たちは理事長室の前に来ていた

かなり…気まずい…


『…』
「…」

どうすんだよ!この状況… この雰囲気苦手なんだよ…


『あ…「梓」

『ぅへっ!?』


急に呼ばれたから変な声がでた

「くくっ…」



『あっ…泰稀笑うな!』



マジではずいって…


「わりぃわりぃ…くくっ」

それでも笑うのをやめない泰稀…

『(怒)』


「や…やめるから殺気をだすな!」



『…で何だよ。急に呼んで』



「あぁ…梓。俺はお前が戻って来るまで諦めねぇからな…」



『泰…「でも…もう言い寄ったりしない」



『ぇ…』


「あの事件で一番傷ついたのはお前だ…だから待ってる。お前が前に進むのを…お前から《紅い朱雀》って名乗るのを」



『泰稀…ごめんな…
ありがとう…』


「あぁ…////」



こんないいやつが仲間に居て良かったと改めて思った…

前に…すすまなきゃな…


もう少し…もう少し待っててくれ…みんな…