只今私達はこれから生活をしていく寮に向かっていた


『なぁ…』


「何や?」


『寮に住んでんのって俺達だけ?』


「ちゃうちゃう!他にタメの三人と1つ下のが一人おるよ」


『へ〜…でその4人は?』

「ん〜…下の奴はまだ学校でお勉強しとるよ。あとの三人は多分寮にいると思うで〜」


多分って…適当な奴だなぁ…


「あ!そやそや、もう一人いるんやった!」


大和は思い出したように言った


『もう一人?』


「そや!寮の管理人なんやけどな!」


『ふ〜ん』


そんな会話をしている内に寮についた


『無駄にでかくないか…』


「あぁ…俺も最初そう思った」


何でこんなにあちこちがでかいんだよ!前のとこは半分ぐらいにしかねぇのに…


「まぁとにかく入れば。仲間紹介してやるよ」


『あぁ』



私はこの時思いもしなかった…

この寮で最も会いたくない奴に会うことになることを…―