『もう一度そんなこと言ってみろ…今度は人前に出られねぇ様にしてやる…』

「い…行くぞ!!!」
教頭は青ざめた顔をして屋上から急いで立ち去った


シーン…―

やべぇ…ついいつものようにキレちゃったよ…
後悔をしていると

「葵君!!!」


皇紀がすごい勢いでかけてきた


『なっ…何だよ!?』


皇紀は私の両手を握った

…は?何で皇紀と手ぇ繋いでんだ!?
動揺する私を無視し興奮ぎみに話し始めた


「葵君凄いです!!!あの堅物な教頭にあんなこと言うなんて!!!僕…感動しちゃった!!!」


『え…いや、大したことは言ってな…「そんなこと無いです!!!僕スッキリしました!!!」


もの凄い勢いで握っていた手を上下に振った


『わ…分かったから』


「あ…すいません。つい…」


皇紀は我にかえるとすまなそうに離れた


「葵ーっ!!!」


『ぐわっ…』


急に大和が抱きついてきた


「お前凄いやん!あのはげじじぃにあんなんゆうなんて…お陰でスッキリやわ!ありがとうなぁ!」


『…くっ』


「く?」


『苦しい…「葵!!!」ぐはっ!』


苦しいと伝えると更に翔まで抱きついてきた


「お前キレると人が変わるんだな!俺までビビったよ!!!」


『…』


「葵?」
「葵ー?」


『…くる…しいから離れろ!!!』


そういってむりやり離れた


「葵のけちー!!!」
「葵のアホ!!」


『うるせー!!!さりげなく人の悪口いってんじゃねぇよ!!!大輔』


「あは…バレた?」


『…(怒)』


「わ…悪かった!!!謝るからんな怒んなって!!!」