かれこれ20分…―

「じゃから、女はギャップによわいんじゃよ!」



「はぁ…」



こんな会話が続いていた…



『あの…もうそろそろお話をやめ…「じゃから!押して駄目なら引くんじゃよ」…



まったく聞いてないよ… ったくよくあきないよなぁ…



「まったくだ。」



…ん?



 「どうした?梓」

そう言って突然現れた

『ギャッ!』

ゴツッ…



『いってぇ!』



驚きのあまりおもいっきり転んで頭をうった



「大丈夫か?梓」


そう言って手をさしのべてきた



『なっ…何でいんだよ!棣雅さん彪雅さん!』



「何でって言われてもなぁ…彪雅」

 この人は鴨椙棣雅
元鳳凰の幹部 幹部とは思えないほど強い…
 ちなみに彪雅の双子の兄女遊びが激しいチャラ男

「梓聞いてないのか?正蔵さんに」

この人鴨椙彪雅
棣雅さんと同じ幹部
力は棣雅さんのほうが上だけど知能は人並み外れている
無口なうえに性格はかなり悪い



『は?正蔵って…じぃちゃん!?』



「あぁ…つい昨日まで一緒に暮らしていたのに…何にもしんないんだな」



ムカッ…
出たよ毒舌…
 こんな奴に勝てないんだから腹立つ…


『悪かったな!知らなくて!』



「まぁまぁ!二人とも
 久しぶりにあったんだからさ…『うるさいっ!』



「は?梓…誰に向かって言ってんだ?」



ゾクッ…

ヤバイ…つい勢いで…


『ぃや…別に…「別に?」


『すいませんでした!』



「分かればよろしい!」


こいつ…いつか殺る
そう心に決めた瞬間だった