side梓
『龍翡…?』
病室から見える窓の奥の景色を眺めていると龍翡に続いて大和達が雪崩のように崩れてきた
「葵…か?」
遠慮がちに聞いてきた大輔
『そうだよ…今は梓だけどな』
と明るく言っても誰もが黙り混んだ
『…悪かった』
「…葵」
『本当はもっと早く話すべきだったのに…』
「…」
『みんな…今から話すこと…聞いてくれ』
黙ったままの龍翡達に全てを話した
両親が死んで兄が行方不明なこと…
兄をずっと恨んでいたこと
紳のことを…
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