ついに言った、今回わちゃんと言ったし聞こえてるよね?急に恥ずかしくなり俯く。

「由香、お前どうした?」

えっ?由香?敬浩くんってあたしのこと由香ちゃんって呼んでた気がする…

まっまさか…

顔を上げるとそこにいたのわやっぱり涼ちゃんだった。

私またやらかしたの?なんか2回も告白しちゃってばかみたい。

うぅ〜泣きたい。

「涼ちゃん、今言ったこと気にしないで。」

「は?今言ったこと?」

あれ?聞いてたのって涼ちゃんじゃないの?じゃあ一体あたし誰に告白したの…。

「えっ?あれ?」

キョロキョロと周りを見渡すと敬浩くんわ顔を赤くして床に座り込んでいた。

「敬浩くん?」

心配になり顔を覗き込むとさらに顔が赤くなった。

「由香ちゃん、天然すぎるよ。」

ほえっ?天然?訳がわからず頭の中で整理するがまったく理解できず…。

「敬浩くん大丈夫?」

このときあたしは自分が告白したことをすっかり忘れていて、まさか敬浩くんが聞いてたなんて思わなかった。