「渡辺先生どうかされましたか?」
この声って…
「お兄ちゃん!!!」
「結菜?それに由香ちゃんも?どうしたんだ?また具合でも悪い?」
「えっと…その〜」
なんて言えばいいの?なんか理由を考えなきゃ。
「由香がお兄ちゃんに会いたいって言うから連れてきたんだよ?」
「ゆ、結菜!!」
「///由香ちゃんまぢ?」
結菜のばか〜なんで本当のこと言っちゃうの?もう恥ずかしくて泣きそう
「船橋先生?今から会議ですよ、早く行きましょう。」
「あっ、はい。ごめんね由香ちゃんせっかく会いに来てくれたのに、今から俺会議なんだ。また連絡するから、じゃあな」
眩しいくらいの笑顔で私の頭をくしゃくしゃに撫でて行ってしまった。
「お兄ちゃんもキザだね〜」
なんて言ってる声も聞こえなかった私…