それでも、翔のキスは嬉しくて・・。 私はただ、黙って翔の手をひいた。 「え、ちょ。裕子」 さっきとは逆な立場。 翔は、私の隣に来てゆっくりと歩きだした。 二人並んで歩く。 手を繋いで、頬を染めて。 仲良く歩いていく。 それは今日だけじゃなくて・・明日まででもなくて・・。 永遠に続いていって欲しい・・。 今日が二人の初デート。