[坂本]


「…おなかいたい」


ガキの様に蹲る松葉のケツを蹴り飛ばしながら、俺らは前に進む。

「痛………離せよ!」

青一の声がして、手錠で繋がった手が、引っ張られた。
階段の数段上を見ると、青一は男に髪の毛を掴まれていた。



ぷつ、と