健は、少しでも自分の気持ちを形に残したかった。

狸のぬいぐるみと一緒にキーホルダーを買って誰も見てない時に知恵に渡した。


知恵は、嬉しそうにありがとうと言ってくれた。

好きだなんて言えないからキーホルダーに想いを込めて渡した。

二人で遊園地の出口で見た夕焼け空を健は一生忘れないだろう。