遊園地を後にする時に少しの時間、知恵と健は見つめ合った。


健も帰るのが寂しいのかと思っていると健が知恵に狸のキーホルダーを何も言わずにくれた。


「ありがとう。」

「うん。」

それだけで知恵は幸せな気持ちになった。