俺はありったけの気力を振り絞り吸収し始めた


[ママ…やめてょ……]

!!

あ!あの男の子の霊!!

「ダメだここに来ちゃ!君も奴等に取り込まれる!!」

[ママ…ママいつもの優しい笑顔見せてょ…]

霊の群体の一部が少しもがく…
穏やかな女性の顔が浮かぶ…
[ママ…]
その男の子はその顔に向かって走った

「ダメだ!!」

引き戻しに行きたいが俺は吸収してるのかとり憑かれてるのかわからない状況…

もうじき男の子が母親の顔に触れる