「露天風呂入ろうよー。」
と薫。

「いくいく!みんなで入りにいこうよう!!」
とあたし。

「そうだね・・・。そうしよう!!」

「ねえねえ友莉華。」

「なに??」

「まだ悠君のこと、忘れてないでしょ?」

「う・・・ん。」

あたしはうつむきながら返事をした。
まだあたしの心の隅には、悠という存在がいる。

「新しく彼氏できたんだって?」

「うん。」

「優しい?」

「とっても・・・。」

「なら良かった。」