「心配すんなそろそろ帰ってくる」

がちゃっ

お兄ちゃんがそういったときに玄関のドアが開いた。

私はすぐに向かう。

「允?!」

允はふらふらだった。

もしかしてお兄ちゃんが・・・

また無茶なお願いしたの?!

「お兄ちゃん!允ふらふらだよ?!」

私は允に肩を貸し、リビングまで向かう。

そして、ソファーに座っているお兄ちゃんに言う。

「簡単なお願をしただけだ」

とお兄ちゃんは言う。

どこが?

ふらふらじゃん?

「沙緒子、俺2階行く・・・」

いやいや・・・

無理でしょ・・・

だってふらふらでしょ?

怪我するに決まってんじゃん。

「だーめ!ここに座って!」

私はお兄ちゃんの隣に座らせた。