そして意地悪したくなる。

俺マジでどうしたんだ?

昴の妹にこんなに惚れるなんて・・・

俺、重症かも。

「悠馬さん」

沙緒子が呼ぶ。

「私、悠馬さんとお兄ちゃんがお友達って信じてます」

と言った。

沙緒子・・・

俺と昴は友達だよ。

そう言いたかったけど・・・

頭をポンポンすることしかできなかった。

「私帰りますね」

と、沙緒子はいい公園を出た。

沙緒子が公園を出た後ちびたちが入ってきた。

元気に走り回るちびたちをみて俺は元気になった。

そして俺も家に戻った。

「ただいま」

「お帰り悠馬」

姉貴が言う。

親父とお袋は2年前に他界している。

確か昴の両親は1年前に他界したよな・・・

「姉貴」

俺は、姉貴を呼ぶ。