…気付いてしまった。
こんなまじめっ子で恋なんか出来るはずが無い。
でも、普通の女の子として見てもらうには、正体を隠さなければ…。
そんなこんな考えてるうちに、学校が見えて来た。

どうしよーう。
えい、悩んでる暇は無い。

このままで行こう!
「うわー、ここが私の 恋の舞台になる学校 かぁ。」

ウキウキが止まらない。
思わず口に出しちゃった。テヘッ。
心の中でかわいこぶった私だったけど、まじめなヤツが一人でブツブツ呟いて、周りからみたら、キモキモじゃん。
さっきまでテンションアゲアゲだったのにガタ落ちぃー。