あとは、あたしのことを睨んでる女子の集団もいたり。
先輩、モテそうだもんね。
…まぁ、あたしはそんなの気にする器じゃないけど。
「…こういうの、やめろ。」
小さい声でボソッと反抗する先輩。
よっぽど周りが気になるのか、もしくは照れてるのか。
かなり声を潜めてる。
…別に、気にする必要ないのにな。
だって周りは周りだし、あたしたちはあたしたち。
それに、周りが言うなら言わせとけばいい。
あたしたちが遠慮する必要なんて、何にもないじゃない。
むしろあたしは、カレカノ宣言して、学校公認になりたいぐらいだし。