『……。』

「……。」



時が止まったかのように、無表情になる雄大くん。


そして、その雄大くんをキラキラと見つめるあたし。



…これで性格まで優しくて、王子様みたいだったら、完璧だ。



「…あのさ。」



絞り出すように、ゆっくりと声を発する雄大くん。


それを聞いて、あたしはメロメロ状態。



…やばい!


声までが低くて、甘い。


あたしの理想だ!