…やっと、会えた。 とうとう王子様を、見つけられたんだ! 『…きです!』 「ん??」 あたしの声がハッキリ聞こえなかったのか、もう一度聞き返す雄大くん。 そんな雄大くんのために、あたしはもう一度声を張り上げた。 『好きです! あたしと付き合ってください!』 衝動的って、こうゆう時に使うのだろうか。 今のあたしは興奮しすぎて、理性を保つことなど出来なかった。