怪しい声をあげる、あたし。


先輩が、二ヤッと怪しげな笑みを浮かべたのを、あたしは知るはずもない。



『うそー!!!』

「うん、嘘。」

『……え?』



あたしがあんぐり口を開けたのは、言うまでもない。


そんなあたしを見て、先輩はさも面白そうに微笑む。



先輩の手首にも、光輝くものがついていた。