『…別れよう。』 次の日の昼休み。 お弁当を中庭で食べる雰囲気は、今までと比べものにならないくらい、緊迫感が溢れていた。 …のは、どうやらあたしだけらしい。 「…で??」 『いや、そんな聞き返されても…。』 大事な話をしているというのに、先輩はいつもと変わらず無表情。 しかも、ガツガツとお弁当を食ってやがる。 『……。』 そんなに、あたしとの別れに、先輩は興味ないのかな。