もし…、もしもだよ?? 2人が両思いだとしたら…。 それは、すっごい嬉しい。 だって、ずっと恋する果歩を見守ってきたんだもん。 嬉しいに決まってる。 「だからさ…。」 『うっうん。』 「2人きりにしてあげない??」 『え…。』 一気に、心が暗闇へと落とされた気がした。 これは果歩の親友として、喜ばしいこと。 …だけど。 素直に喜べないあたしがいた。