適当に入った喫茶店。 そこで 「ちょっとあたしたち、トイレ行ってくるね!」 と無理やり手首を引っ張られたあたしは、今、トイレにいる。 目の前には仁王立ちをした果歩。 しかもその距離、数センチ。 すごい形相。 「ゆーあー! これはどういうこと!?」 『…なにが??』 なにに熱くなっているのか理解できないあたしは、冷たい目で果歩を見上げる。 果歩はハァ、と。 1つため息をついた。