あたしはふと、2、3日前の出来事を思い出していた。 ――――――――――… ―――――――――… ――――――――… 『せーんぱい♪』 いつも通り屋上で、後ろから先輩に抱きつく。 さりげなく腰に巻かれたあたし手を離した先輩は、視線だけをあたしに向けた。 それは聞く体勢になったという合図。 あたしは言葉を続けようと口を開く。 『先輩、あたし、今度の日曜日遊びに行くんです!!』