「…ん??」



言葉数は少ないけれど、一度食べるのをやめ、視線だけをこちらに向けてくれる先輩。


そんな先輩の目を、真っ直ぐと見つめる。



実はあたし、先輩にお願いしたいことがあるんだ。




『今度の土曜日、どこか一緒にいきませんか??』



つまりは、デートのお誘い。



…本当は、先輩から誘ってほしかったんだけど。


ってゆうか、雄大くんなら誘ってくれるはずなんだけど。


先輩は、そうはいかないらしい。



だから仕方なく、あたしから誘ったわけ。