あたしらしくいけばいい、か…。
確かにネガティブ思考は良くないし、こんなウジウジ、あたしらしくない。
けれどやっぱり不安というものは大きくて。
あたしの胸のなかを、大きく支配していく。
そんなあたしを見破ったのか、果歩はめんどくさそうに吐き捨てた。
「もうっ、だからウジウジ考えないで、胸張っていきなさいっ!」
その言葉と同時に背中にドーンと衝撃走って、結構な痛みに襲われる。
その痛みの原因となる果歩は、あたしが顔を歪めているのに関わらず、知らんぷりをしていた。
…本当、慰めたいのか、地獄に落としたいのか。
どっちなんだろ…。