なんで、また明日?
このままサボるって
分かったのかな…?
もう今さら教室にも
行けないし家に帰る
事にした。
一応悠里にはメール
入れとこ…心配かけ
たら悪いからね。
悠里って以外にけっ
こう心配やさんなん
だよ?見えないよね。
って失礼な事言って
すいませーん!!
家につくと誰も居な
かった…と言うより
もともと昼間は居な
い…パパとママは
仕事だから……。
小さい頃は寂しいっ
て思った時もあった
けどそれは幼かった
からで今は別にそう
思わない。
今は誰も家に居なく
て良かった…
一人になりたいから
部屋に行くとベッド
に寝転がった。
やっぱり信条君の事
が頭に浮かんでくる
それと同時に信条君
の噂も思い出した…
『今一番思い出したくなかったのに…』
頬が濡れたが分かっ
た…静かに泣いた。
泣いたら何だか眠た
くなってそのまま眠
てしまった――
「ピンポーン」
『はぁ~い』
ドアを開けると西国
君が居た。やっぱり
昨日の言った事本当
だったんだ…改めて
思った。
「おはよう!」
『おはよう。』
「じゃ、行こっか?」
『うん。』
歩き出したのはいい
けど互いに無言……
何か話しかけなきゃ
そう思ってたら西国
君から話を振ってきた。
「そう言えばさ、昨日如月がお前の事心配してたぞ。」
『一応メールしたんだけど…やっぱりか。悠里ってなんかママみたい』
「あっ、言えてる!如月がお母さんでお前が小さい子供!!」
『ちょっと!何で私が小さい子供なのよ!?』
「だって幼いじゃん?」
『幼くないもん!!』
やっぱ西国君って明
るいし気まずくなら
ないようにしてくれ
る…あんまり気を使
わなくて話せるから
楽だなぁ~
「そう言ってんのが、幼いんだよ!」
そんな事を言い合っ
てる内にもう学校に
着いた。
教室に行くと悠里が居た
『昨日はごめんね、行きなり帰って…』
「心配したんだからね?」
『反省してます…。』
「まぁ、刹那が平気ならいいけど。」
『悠里…!』
やっぱ持つべき物は
友達だよねっ!!
『てゆか、なんで蓮汰と?まさか二人で一緒に登校してきたとか!?』
悠里は冗談で言った
みたいだけど…うん
とは言えないよね。
「そうだよ♪」
『えっ…?マジで?!』
「うん、俺達こうゆう仲だし?」
そう言って後ろから
ハグ的なのをされた
『ちょっ…西国君!!』
「別にいいじゃん」
『ダ―メ!!』
「ちぇっ」
ふてくされたいのは
こっちだよ!!
『あんた達いつの間に』
「ホームルーム始めるぞ~」
先生!!これぞまさに
鶴の一声っ!助かっ
たよ~
どうしよ…西国君だ
って信条君ほどでは
ないかも知れないけ
どモテてるもん。も
し噂が広まったら…
怖いから考えるのは
止めておこ…
信条君…信条君もき
っと噂で知るよね…
信条君はどう思うの
かな………?
「ねぇ、明日土曜日じゃん!暇??」
『う~ん、まぁ暇かも…』
「じゃ遊ぼうぜ!」
『え…あの、ちょ!』
西国君はそれだけ言
うと行ってしまった
土曜日って…明日じ
ゃん!!
どうしよ…何の服で
行こう…あっ、悠里
に買い物付き合って
もらお!
手紙を書いて、悠里
目掛けて投げた。
手紙は見事命中して
少し経つと返事が返
ってきた!