「後でフルボッコにしてやる…」



自分に言い聞かせるようにして言葉を吐くと、小杉春流を睨みながら、生徒会室に入る。


そこには楽しそうに雑談を繰り広げる瑞兄達の姿があった。




「来たか、春流に未愛」




どうやらあたし達を待っていたらしく、生徒会室に現われた事を確認すると、早く席に座れとジェスチャーを送って来る。


少し急ぎ気味に席に着くと、瑞兄が口を開いた。




「それじゃ、早速定例会議を始めるぞー」




この瑞兄の言葉で、紅羽先輩は黒板の前に移動した。


あたしは、ノートを用意して板書の準備。


ちなみに、紅羽先輩は黒板に出た意見を書いて、あたしはそれを写して記録する係なのだ。




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