えっ……?


私は瞬きするのも忘れてしまうぐらい驚いてしまった。


なぜなら……

目の前に差し出されているティッシュボックスほどの大きさの箱。


紺色と水色のストライプの紙で綺麗にラッピングされていて、リボンまでついている。


その箱の上にのせられた白いカードには…


“航、お誕生日おめでとう”


九条君の字で、そう書かれていたからだ…。