心の中で静かに納得していると、誰かに触れられたわけでもないのにピクリと肩が震えた。


ん?


なんか……視線を感じる。

目の前の朔矢君じゃなくて、また別の視線…。


だ、誰だろう…?


視線が感じられる方向に、ゆっくりと視界をずらしていくと…


その先にいたのは、九条君だった。