「今度から眼鏡外して、コンタクトにしてみたら?」

ほらね…。
予感的中…。


どうせ変なこと言うんだろうな…と思ったんだよね。

「却下。私は眼鏡がしっくりきてるんだから、このままでいいの。」


「そんなに簡単に却下すんなよ。コンタクトの方がいいことだってあると思うけど?」


「ないよ。」


「いいや、ある。俺に眼鏡を外される…っていう心配は、まずしなくていいはずだからな。」


何それ…。
そんなの、私の利点でも何でもないじゃん。


机に頬杖をつきながら、ニヤリと笑っている九条君にため息が出た。