「たっだいま〜♪」


なんてハイテンションで帰って来た兎さん。


「お!兎ちゃんじゃん!」

「お帰り姉さん」

「ただいま五人組と昴ちゃん!お昼作るわよ〜!」


そう、どうやら今日はこれが目的だったらしい。

五人でお昼を食べるために、集まったらしい。


それとたぶん。

たぶんだけど。


毎日あたしをここに寄らせてみんなで話したり、学校で話しかけてきたり。

あたしを出来るだけ知ろうとしている気がする。

探ってるような気がする。


でもそれは悪い意味じゃなくて、予想なんだけど、出来るだけ早くたくさんのことを知って、敬語をはずそうとしてくれてる気がする。

なんかたぶん、基準みたいなのがあって、それを超えるまで探るんだと思う。