「長谷川実月です!昔から仲のいい子には、みんって呼ばれます!」

みん…。
まさかそれ、あたしのこと―――?
みんはあたしのほうを見て、少し微笑む。
お返しってやつ。

「まあ、実月って呼んでもらえたら嬉しいです♪○○中学出身で、誕生日は9月1日です!よろしくお願いします」

みん、絶対人気出るだろうな。
…あたし、1人になっちゃうかも…。
次に哀那が自己紹介をし、全員が自分の紹介を終えた。

「じゃあ、これで1日目の日程を終わる。各自、寮に戻るように。あ、VIPはホテル」

「「「はーい」」」

「解散」

よーし、いい高校生活が送れますように!!

こうして、あたしの波乱万丈な高校生活が始まった―――――…