「あっごめん苺、ちょっと職員室いってくるから待ってて!!」 まゆはそれだけ言うと、職員室まで続く廊下を走って行った。 1人残された私は、教室に戻るため廊下を歩き始めた。 外はすっかり、オレンジ色の景色が広がっていた。 ─────その時だった