「ただいま。」

思わず言いそうになった。

懐かしい。

私の家だ。

「ん?この方は?」

我が家の大黒柱。

古田玄。

「ハゲてないっ!!」

思わず言いそうになりツバを飲み込んだ。

「なんか迷子になったみたいで。記憶がないんだって。泊めてあげようよ。」


そんなこんなでお邪魔することになった。

っと言っても私の家。

古田家。