棗「テメェ 喧嘩売ってんのか?」


李「いや別に・・・喧嘩売ったわけじゃ・・・いきなり自分の名前を言ったから」


棗「はぁー。〝あんた〝って呼ばれたくないんだ」



あぁ!!なるほ・・・・・んっ?


李「もしかして名前で呼べと・・・」


棗「当たり前だ。お前見た目通りのバカだな」



不良(棗)は〝バカ〝を強調して言った。


李「むぅ バカじゃないもん」

あたしは頬を膨らまして言った。


棗「ぶはっ 変な顔」

ドキッ


あたしはまた不・・・じゃなかった棗の笑った顔を見て胸が高鳴った。



~その頃の翔希君~

李真ちゃんと棗は絶対に俺のこと忘れて楽しんでるな。


ひどすぎる(泣


・・・と翔希君は教室の隅で誰にも気づかれずに泣いていた。