友里は自分の部屋で考えていた。


「なんなの、この気持ち……。謙太が加奈子を可愛いって思っていたって私に関係ないのに。なんでこんなに苦しいの?」


プルルル……


「もしもし。」


「友里??」


「うん。」


「聞いた??」


「うん。」


「何て言ってた?」


「可愛いって。」


「まじ?やった♪ありがとう友里!!」


「良かったね加奈子。」


「うん!じゃあ、明日ね~!」

プープープー


「はぁ、別に謙太と加奈子がどうなっても私には関係ないし。もう気にしない気にしない!」


私は自分の頬をパンパンと叩いた。