そうしてメールしたりしていって私と山下先輩は仲良くなっていった。




けど告白してから多分、三週間ほどたってる…







こんなに長いと不安になるし…でも私はそれでも返事を待った。




そして陸上の本番がやってきた。
みんなで電車のって競技場についた。

会場はおっきくて、他校の人達もすごい気合いが入っていた。


100は二番目で私の出番はすぐに来た。


スタートの合図がかかり、みんな一気にスタートしたけど私はビリだった。15″20だった。


すこし悔しい気持ちがこみ上げてきた。


帰りに私がトボトボ歩いていると



『ドンマイ』

そんな声がどこからか聞こえてきた。

顔をあげると目の前には山下先輩がいた。


『はい♪ありがとうございます。先輩も頑張って下さいネ!』

『おう!』




私はそれだけの会話でも幸せだった


どんなに落ち込んでても
どんなに泣きそうでも。








山下先輩に声をかけられるだけでそんなの忘れちゃう。


やっぱすごいよ…


恋の力って。