「直!!」




ほら。


来てくれた。




だって、先生だもん。




さすが・・・・・・ 


先生だぁ・・・・・・





先生、好き。



本当に好きだよ。







私はそのまま気を失っていた。



気がついた時には、救急車の中にいた。



しっかりと手を握ってくれている先生は、おでこが汗で濡れていた。






「直!」


「先生、ごめんね」


「直、どうだ?まだ痛いか?」


「ううん。今は大丈夫」




意識を失っていたのは、30分くらいだった。


顔が真っ青になり、全身から汗が出ていたらしい。