「せん・・・・・・せ・・・・・・」 しぼり出すように声を出す。 先生を呼ぶ。 声で呼ぶんじゃない。 心で呼ぶ。 きっと伝わる。 先生はいつでも私のことをわかってくれているから。 先生はスーパーマンだもん。 修学旅行のスキーで崖から落ちた時も、私の心の声が先生に届いたんだ。 先生。 先生。 愛する私の旦那様。 助けて。 お腹が痛いよ。