「他の課の美人の先輩もいつもと全然違ってて、悲しかった。いろんな男の人に体寄せたりしていて・・・・・・ 結婚しているのに、女の子にベタベタしている上司もいたんだ・・・・・・」
直は悩んでいると思う。
直は純粋すぎる。
直は、きっとそれを悩んでるんだ。
どうして、私は・・・・・・って。
俺にはわかる。
でも、悩む必要はない。
直は直だから。
人は人。
みんながみんな直みたいに真っ直ぐじゃないし、直みたいに一途じゃない。
俺は直という運命の女性に巡り合えたから、変わることができた。
俺だって、直に出逢っていなかったら、こんなにも一途な男だったかどうかわかんねぇよ。