その夜、9時までたっくんと飲んでいた。



直から電話があったのは、10時過ぎだった。





大好きな先輩の真由美さんと本音で話せたんだって嬉しそうに電話をしてきた。




心配していた自分が情けない。


バカだな、俺。





同期の沙織ちゃんって子も、狙っている先輩と仲良くなれそうなんだって。




直は、友達の恋を応援するのが好きだから、本当に嬉しそうだった。







短い電話だったけど、俺は安心して眠ることができた。





直がいないと寂しいけど。




直の枕に手を乗せて、眠った。






―先生目線END―