注文した後に、ドリンクメニューを見直して、素敵な名前のカクテルを見つけた。






「お!この雰囲気ならカクテルも良かったなぁ。ほら、禁断の果実酒だって」




「秘密のいちご、ってのも素敵!!気になる名前がいっぱい」




「また、次回だな。これ以上飲むと、俺のスイッチ壊れちゃうから」





大きく足を広げて、足を組む先生。




肩を組む手がだんだん腕まで伸びて、体が密着する。






「幸せだな、俺」




しみじみとそう言ってくれる先生。




顔が見たくて首を動かすけど、くっつきすぎていて顔が見えない。





「私も幸せ」



「ずっとずっとそう言ってもらえるように頑張るから」






頬をくっつけると、先生の方が冷たくてひんやりして気持ち良い。






真っ赤なカップに入ったエスプレッソに浮かんでいるバニラアイス。



私のモンブランは、黒いお皿に乗せられていた。



まんまるのかわいいモンブランの上には和栗がチョコンと座っている。


その横に添えられている赤く染まったモミジも素敵・・・・・・