「また自分を責めてるだろぉ?直は間違ってない。大野が間違ってるんだよ」
先生が用意してくれていた温かいミルクティーを飲みながら、自分の思っていることを伝えた。
先生は、机に肘をつきながら、うんうんと頷いてくれた。
私は、明日大野さんともう一度話してみると言った。
心の中では、大野さんと沙織のどちらと先に話すべきなのかまだ迷っていた。
「そうだな。大野に先に話してから、沙織ちゃんに話すべきだな」
先生が迷いを消してくれた。
温かいミルクティーが心まで温かくしてくれる。
「自分が沙織ちゃんの立場だったら、どうして欲しいかってこと・・・・・・だな」
私が沙織だったら、やっぱり真実を話して欲しい。
友達だから、話して欲しい。