背中に回された手が、首の後ろに移動する。
「矢沢、よく聞いてくれ。俺・・・・・・お前のこと、気になって仕方がないんだ」
真剣すぎる目。
本気でドキドキする。
上半身裸の先生だから、余計に・・・・・・
「先生・・・・・・」
「だめだってわかってる。お前は生徒で俺は教師で。でも、抑えらんねぇんだ」
おでことおでこをくっつけた。
本当に、あの頃に戻ったみたい。
「お前がいてくれるだけで、俺すっげー癒されるんだ。お前が俺の背中叩いてくれたり、声かけてくれると・・・・・・嬉しくなる。本当はこの気持ちはお前に伝えるべきじゃないのかもしれない。でも・・・・・・どうしても言いたくて」
先生、本当はずっとそんな気持ちでいてくれたのかな。
私が告白しちゃう前から・・・・・・