「スナックなんて本当にたいしたことないんだけど、女性がいる店だってことは事実だし、直がもし男がいる店で飲んでいたら心配になるから・・・・・・」
困ったような申し訳なさそうな表情が何とも言えずに愛しかった。
「ホストクラブとか?」
「直、まさか行ったことないよな?」
「ないよ!!ないよ!!」
「良かった。ホストクラブに行きたいなら、俺がホストクラブごっこしてやるから」
「え!本当に?してして!!先生のホスト姿見たいよ~!!」
想像してしまった。
かっこいい派手なスーツを着た先生が“いらっしゃいませ”って迎えてくれる。