「先生って絶対一生変わらない気がする。子供ができても、おじいちゃんになっても、直のことはちゃんと女として見てそうだよね」
「そうそう!!てか想像できるよね~!いつまでもラブラブなふたりが」
依子とゆかりにそう言われて、嬉しいけど恥ずかしくて、目をそらす。
先のことはわからない。
先生と私がどんなパパとママになるのか。
でも、きっと私は一生先生にちゃんとドキドキしていられる気がする。
先生はどうかわからないけど、私は先生に一生恋していられる。
「ゆかり達は、もう落ち着いたの?」
依子は、ちょっと呆れ顔でゆかりを見る。
「あはは。本当にごめんね。心配ばかりかけて。私とたっくんって、絶対にすんなりとはいかない運命なんだね。激しいっていうか、波が多くて・・・・・・」
「でも、もう大丈夫じゃない?」
私は、ゆかりに肩を寄せた。
「そう信じたいな」
ゆかりは、遠い目をしながら、微笑むように呟いた。