「もしもし、ちはるー??」

「ヒックッ...ゆ、ゆうきー!エーンッ」

「ちはる?どうした?俺でよければ話、聞くよ?」

「ヒックッ...待って...ヒックッ...話すから...」

「大丈夫。待つよ!」

全然、落ち着かなくて10分位ずっと泣き続けていた。
その間も優輝は電話を切らないでいてくれたし、催促することなく待ってくれていた。

「ゆ、うき...」

「大丈夫か?」

「うん...落ち着いた...話、聞いてくれる...?」

「もちろん!!」

「あのね...」