黒板の前には岡村先生の姿があった。 願いが叶った! 単純にうれしかった。 世界史の担当が岡村先生だなんて夢みたいだった。 とりあえず自分の席に戻ると、 「よかったな!」 って優輝が先生にばれないように声をかけてくれた。 本当によかった。