「ちい、はるか!!!」

声がするほうを見てみると同じ中学の子がいた。

この学校には同じ中学の子が20人位来ていた。

それもこの学校に来たくなかった理由の1つ。

「紙、みたー?」

「はるか見てない...」

「紙って仮クラスの?」

「そう!」

今回のオリエンテーションは仮クラスで行うことになっていた。

あたし達は玄関という情報を聞いて向かっていた。